バンクーバーでのシェアハウスの探し方

バンクーバーでのシェアハウスの探し方

ホームステイの契約期限も迫ってきて「そろそろシェアハウスを探さないとな」という方。どんな人と一緒になるのか、どんな家主なのか、どこがいいのか、相場はどのくらいなのか、、気になることがたくさんありますよね。そんな不安や疑問を解決すべく経験者の私が、バンクーバーでのシェアハウスの探し方のポイントをお教えします。

シェアハウス用語

まずはサイトに載っているシェアハウス用語についてです。

“apartment” こちらは日本でいう“マンション”のことです。あちらでマンションと言うと”豪邸”という意味になってしまうので気を付けましょう。

“deposit” デポジットとは、入居を決定する際に求められる日本でいう“敷金”のようなものです。日本では最終的に回収されてしまいますが、カナダでは部屋に損傷や破損等がなければ退去時に全額返金されます。オーナーが念のために修復代を先に確保すると考えるといいでしょう。大体のdepositは家賃一カ月分の半分の額です。depositを払ってから部屋確約になることがほとんどなので、見学をしに行く際は念のために持って行っておきましょう。

“take over” テイクオーバーとは、前に住んでいた人の使っていたちょっとした家具や調理器具等を“引き継ぐ”ということです。私がシェアハウスを探していた時はサイト上でそんなに見かけませんでしたが、take over有りと記載がある場合はその金額も支払わなければならないので確認しておきましょう。

“basement” ベースメントとは地下室です。窓が付いている半地下の場合もあります。一軒家の一階二階にオーナー家族が住み、ベースメントをルームメイトでシェアをする場合やその反対の場合もあります。

“master room” マスタールームとは、その家の中で一番大きい部屋で部屋の中にバスルームが付いています。(suiteという記載をしているところもあります。)マスタールームは2人でシェアすることが多いですが、お金に余裕のある方は一人で住むこともできます。

“den” デンとは窓のない物置部屋のことです。ハリーポッターいとこの家に住んでいた時の階段下の部屋をイメージして頂くといいでしょう。ダウンタウンで一人部屋だと思ったらdenだったということもあるので、記載事項をしっかりと確認してください。

シェアハウスの様々なスタイル

一概にシェアハウスといっても様々なスタイルがあります。

  1. オーナー(家主)は別に住み、ルームメイトだけで住むタイプ
  2. オーナーと同じ家に住むタイプ

1の「オーナーは別に住み、ルームメイトだけで住むタイプ」こちらはダウンタウン等のapartmentに多く見られます。

2の「オーナーと同じ家に住むタイプ」だとベースメントにオーナーが住み1階や2階をルームメイトでシェアする場合やその逆もあります。

私の場合は、一軒家の2階に私・もう一人のルームメイト・オーナー夫婦の部屋・息子の部屋がそれぞれあり、一階のキッチンリビングはシェアをしてました。バスルームは2人で使っていました。そこのお家のベースメントには他の学生たちが4人住んでいましたが、玄関が違うので会うことはめったにありませんでした。

どうやって探すのか?

基本的にはインターネットで探すことになります。日本人の間でメージャーなサイトは“JPカナダ”というサイトです。韓国人や台湾人などそれぞれの国によって人気のサイトがあるようなので、やはりJPカナダで検索する場合は日本人とシェアということが多いです。

日本人同士だと安心ですし文化の違いもないのでストレスは軽減されますが、せっかくなら他の国の人と一緒に住みたいという方は、現地のサイト“craigslist”で探すこともできます。英語のサイトになりますのでより注意が必要です。

相場

$500~$600で探せるといいでしょう。このくらいの金額だとしっかりと一人部屋を確保できます。$500以下の場合はかなり立地が悪かったり、リビングや部屋に仕切りを付けただけだったりする場合もあるので条件を確認しておきましょう。

学校から徒歩圏内のダウンタウンに住みたいという方は、一人部屋だと$650~$800くらいはするでしょう。電車の定期代等も含めて家賃を考えるといいでしょう!

注意すること

まずあまりにも安い物件には注意が必要です。JPカナダで英語記載・女性限定・格安の3つの条件が揃ったところはかなり危険です。

オーナーから聞いた話ですが、私がシェアハウス中に見学に来た女の子が今の家のアジア系の男性オーナーが勝手に部屋に入ってきたり、入浴中に入ってきたりすると泣きながら訴えていたということも。。。女性に限らず家を選ぶ際はしっかり見極めましょう。

見学をする際はできれば誰かと一緒に行きましょう。私も友人に同行してもらいました。

必ず聞くこと

契約する前に必要なことはしっかりと確認しておきましょう。

  • Wi-Fiや光熱費等はすべて含まれているか
  • take overはあるか
  • 門限はあるか
  • 他人を入れても大丈夫か(日本人向けに募集している部屋は立ち入り禁止の場合が多いです)
  • トイレットペーパーや洗剤などのみんなで共有する物に関してのルール
  • 洗濯機の使用可能頻度や時間帯(週1回の場合が多いです)

危険な場所

ダウンタウンのヘイスティング通りやチャイナタウンはホームレスがかなり多いのでできれば避けましょう。

少し遠目なのであまり住む方はいないと思いますが“Surrey”とい地域はバンクバー周辺で最も危険な地域と言われるくらい治安があまり良くないです。治安が悪いゆえに土地や家賃も安いですがお勧めはしません。

私個人的なところではありますが、スカイトレインの“commercial broadway station”周辺は異様な雰囲気で人も異様な感じがしました。シェアハウスの見学に行ったのですが、部屋は良くてもあまり住みたいとは思わず却下することになりました。

お勧めの場所

スカイトレインの“joyce-colingwood”周辺は駅からも近く、価格も平均的なところが多いです。また電車の定期代も一番安い1zone内です。駅からダウンタウンまでは電車で15~20分くらいなのでかなり条件が良く、私の友人はこの駅近くに住んでいる人が結構多かったです。

見極めが大切!

皆さん個人のこだわりポイントはあるでしょうが、身の安全が一番大事です。記載事項はしっかりと読み、気になることがある場合は見学の際や事前にメールでもいいので必ず聞いておきましょう。安心して住めるように自分でオーナーの人柄や周辺の様子などしっかりと見極めてから決定しましょう!

皆さんのバンクバーライフが充実するような素敵なシェアハウスを見つけてください!